初恋はイケメンヤンキー
__________



「じゃあ、そのプリントを提出してから帰るように」



「はい」



「うーっす」



あたしたちはそう言って教室から出て行く先生に返事した。



「日野」



「はい?」



「このプリント、問題多くねぇか?」



え。



普通でしょ?



たぶん多くても50問とかじゃないのかな?



…!



「多っ!」



「だろ?!あの先生鬼だぜ」



「う〜。あたしあの先生キライ!」



だって100問以上もあるプリントをさせるんだもん。



「ははっ。同感」



水沢くんもなんだ。



「よーし、さっさと解こうぜ!」



「うん!」



そう言って2人同時に問題を解き始めた。



〜1時間後〜



「お、終わったぁぁぁぁぁ」



あたしは大きく伸びをした。



時計を見ると、もう12時。



お腹すいたなぁ。



お弁当持ってきてよかった〜。



そういえば、水沢くんは終わったのかな?



チラッと水沢くんのほうを見てみる。



…え?!
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