初恋はイケメンヤンキー
それにしても、どうやったらこんなケガをするんだろ?
手当てしながら考える。
そんなあたしの脳裏に浮かんだ言葉は…「ケンカ」…だった。
そ、そりゃあ水沢くんはヤンキーだし、チームのトップ。
たぶんこの傷も仲間のために振るってできたんだと思う。
…でも…人のために自分を傷つけるのはやめてほしい…。
「はい、できた」
「サンキュー」
__________
補習をしている間、少し気まずかった。
そしてお昼になったんだけど…。
どうやってこのお弁当渡そう…!?
気まずいけど、食べてもらいたいし…。
う〜ん。
……。
何も思いつかない。
なんであたしって肝心なときに頭が働かないのー?!
「日野〜」
「ぎゃっ」
…え?
今の、水沢くんの声?
あたしは1人であたふたして、水沢くんが隣にいることをすっかり忘れていた。
恐る恐る隣を見る。
っ!
水沢くん、笑い堪えてるし!
絶対さっきのあたしの声でだよね?!
そ、そんなに堪えるならむしろ大爆笑してくれたほうがいいんだけど!?
恥ずかしい…。
顔が赤くなるのがわかる。
「なっ、なぁ…いまの…ぎゃって、なにっ?」
「いきなり水沢くんがあたしの名前を呼ぶから!」
「そっ、そっ、か…くくっ」
〜!
手当てしながら考える。
そんなあたしの脳裏に浮かんだ言葉は…「ケンカ」…だった。
そ、そりゃあ水沢くんはヤンキーだし、チームのトップ。
たぶんこの傷も仲間のために振るってできたんだと思う。
…でも…人のために自分を傷つけるのはやめてほしい…。
「はい、できた」
「サンキュー」
__________
補習をしている間、少し気まずかった。
そしてお昼になったんだけど…。
どうやってこのお弁当渡そう…!?
気まずいけど、食べてもらいたいし…。
う〜ん。
……。
何も思いつかない。
なんであたしって肝心なときに頭が働かないのー?!
「日野〜」
「ぎゃっ」
…え?
今の、水沢くんの声?
あたしは1人であたふたして、水沢くんが隣にいることをすっかり忘れていた。
恐る恐る隣を見る。
っ!
水沢くん、笑い堪えてるし!
絶対さっきのあたしの声でだよね?!
そ、そんなに堪えるならむしろ大爆笑してくれたほうがいいんだけど!?
恥ずかしい…。
顔が赤くなるのがわかる。
「なっ、なぁ…いまの…ぎゃって、なにっ?」
「いきなり水沢くんがあたしの名前を呼ぶから!」
「そっ、そっ、か…くくっ」
〜!