お嬢様生活
私の頬に涙がつたった。

「あお君、私、一時間目、サボる。」

教室の前で話していた三人の前を急いで

走りすぎた。

泣いているのを見られたくないから

そしたら、三人が傷つけられるから

私は、屋上に向かった。

運よく屋上の鍵は開いていて、私は、屋上

に入った。

確かに私は、いい子ぶりっ子かもしれない

他人からよく見られたくて・・・

女子から、イジメを受けたくなくて・・・

女子たちに、いい顔をしていた。

身の程をわきまえず、あお君たちといた

のは私が悪い。

いじめられて、当然かもしれないけど・・・

口で言って欲しかった。

この手紙には、悪意が詰まっている。

それが、悲しかった。



・・・たくさん泣いたら、いつの間にか

寝ていた。
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