お嬢様生活
「おはよう、秋。」

「純、私お手洗い行ってくる」

「うん。」

またか・・・

俺はただ秋の後を見つめる。

「おはよう、あおい。

 今日もお疲れ様です。」

「秋は?」

純はいつものように首を振る。

秋は春樹も大輝も怖がった。

俺の女遊びを知っていたから。

秋は俺のことをダチとしてショックを受けた。

ダチを心配する秋。

秋は心が優しいから。

・・・今日で一週間になる

「秋、この一週間で体重8キロ減ったの。

 今なんてもう。見てらんないよ」

「飯食ってねえの?」

「うん・・・」

そこまで俺は秋を。
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