お嬢様生活
  秋サイド



あお君達の族の人たちが

火鳥って族の人たちを次々倒しているのを

私は火鳥の総長の腕の中で見ていた。

総長さんの周りのがたいのいい男の人たちは

みんな、銃やナイフやらを片手に持っていた。

あお君や春君のほかに

あやねちゃんや、純も一緒に戦っていた。

「おねがい、たすけてぇ」

小さな声で願うようにつぶやいた声が

あお君に届きますように。

そう、心から願って。

怖い・・・

不安でしかないよ。

足が震える。

私が戦ってるわけじゃないけど・・・・

私が原因の戦い。

みんな、ごめんね。

私のせいでみんなを傷つけて・・・

喧嘩はだから嫌いなんだよ。

勝敗にこだわって誰かが傷つくから
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