お嬢様生活
「バーン」

短く乾いた音がして、足を押さえるあお君

気味悪いほど赤黒い血。

あお君の足から流れ出していた。

火鳥の総長の横の方で銃から

煙が立っていた。

撃たれたんだ・・・

私のせいで・・・あお君が。

あお君が立ち上がり、自分を撃った人を

なぎ倒す。

周りの男の人たちも、

ステップを踏んで倒していった。

火鳥の総長に徐々に近づいてくる。

そこでやっとあお君が口を開いた。

「秋、なんかいうことないの?」

倉庫に響く大きな声で叫んだ。

「ごめんね・・・」

対照的に消え入りそうな私の微かな声

「他に!!」

怒りの入り混じったあお君に声に

私は肩をすくめた。

「・・・けて。助けて、あお君」

「了解」

口角をあげたあお君がいた。
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