お嬢様生活
「ボコッ」っと鈍い音。

火鳥の総長の脇腹にあお君の足。

「っく」

小さな声を出した総長と共によろめく私。

カシャッ

ッと嫌な音とともに火鳥の総長は

私の喉元に冷たいナイフをあてた。

顔をしかめるあお君が私の目の前にいた。

「あっ・・・」

という純の声。

ピリッッとした痛みが私の体に駆け廻る。

黄色だった私の服が上から徐々に

赤色へと変わっていく。

あお君が火鳥の総長の手元めがけて

力強くけりを入れた。

「うっ・・・」

肩を押さえ床に吸い寄せられたあお君。

肩を押さえるあお君は苦しそうで。

服がみるみるどす黒い赤に変わっていく。

あお君、肩を撃たれたんだ・・・
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