お嬢様生活
いつもの公園。

いつもの帰り道。

違った光景に見えるのは・・・

私のあお君への気持ちの変化のせい?

これが貴人とあお君の差?

暗がりでたたずむひとつの人影。

壊したいわけじゃない。

傷つけたいわけじゃない。

・・・でも、あいまいな関係が

私の勝手なお願いが

あお君を傷つけるんだ。

だったら・・・

私達は一緒にいるべきでない。

苦しいよ。

心が壊れそうだよ。

「おーい、秋っ!」

私に気がついたあお君が駆けてくる。

私は貴人が大切よ。

忘れようとしても消えてはくれない。

大切な人。

ごめんなさい、あお君。

あなたが大切よ。

だから、一緒にはいられないわ。
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