永久の想々Ⅰ【えいきゅうのそうそう】
そこに立っていたのは、背の高い、色白の男だった。
王宮騎士団の制服を纏っている。
胸には、3本の剣が彫られた『騎士団の隊長』の証が付いていた。
歳は20…3.4歳といった所か。
淡い金色の髪が、日の光の様で僅かに眩しく感じる。
男は目を逸らす事なく、こちらを見ている。
「王宮から来たと言う割りには、口のきき方がなっていないな」
「オンとオフを切り替えるのは得意なんで」
「使いで、こんな命の補償もない場所に来たのだろう?切り替えていいのか?」
「あんたが俺を殺しにかかる様なら、直ぐにでも切り替えるけど?」
「生憎お前の命など要らぬ。出来るなら、こんな命などくれてやりたい位だ」
「ふ~~ん」
男は長い手で、腰に差した剣を素早く抜くと、何の躊躇もなく向かってきた。
王宮騎士団の制服を纏っている。
胸には、3本の剣が彫られた『騎士団の隊長』の証が付いていた。
歳は20…3.4歳といった所か。
淡い金色の髪が、日の光の様で僅かに眩しく感じる。
男は目を逸らす事なく、こちらを見ている。
「王宮から来たと言う割りには、口のきき方がなっていないな」
「オンとオフを切り替えるのは得意なんで」
「使いで、こんな命の補償もない場所に来たのだろう?切り替えていいのか?」
「あんたが俺を殺しにかかる様なら、直ぐにでも切り替えるけど?」
「生憎お前の命など要らぬ。出来るなら、こんな命などくれてやりたい位だ」
「ふ~~ん」
男は長い手で、腰に差した剣を素早く抜くと、何の躊躇もなく向かってきた。