サマーソーダ
お母さんに大声で声を掛けて自転車の鍵を刺す。あーっ、やっぱり暑い。



淳哉は駅から歩きだからもっと暑いだろうな。よし、自販機でお茶を買って行こう。





「おはよう。お待たせ」




自転車に乗って淳哉に片手を上げてブンブン振ったらニコッと笑ってくれた。



もしかしてだいぶ待たせちゃった?





「はい。淳哉、駅から歩きで暑いだろうと思ったからお茶買ってきたよ。でも逆に待たせちゃったね。ごめんね」





「何で謝るの?わざわざ俺のために買ってきてくれてありがとう。いただきます」
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