サマーソーダ
受け取ったペットボトルの蓋を開けてお茶をぐびっと飲んで口を拭う淳哉。



よっぽど喉乾いてたんだ。




「えへへ。そう言ってもらえたら嬉しい。行こう」





「あっ、悠里。自転車二人乗りしよ。俺が運転する」





あたしの自転車のハンドルを握ってペダルに足をかける。




うん。二人乗りのほうが早く着いて先輩に会える時間も少しだけ長くなるもんね。




えへへ。淳哉の腰に手を回してあたしは自転車の後ろに座った。
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