サマーソーダ
どれだけそうやってたんだろ。



淳哉のシャツがあたしの涙でビシャビシャになってるのを見てあたしは急いで身体を離した。




「ごめん、シャツ濡らしちゃった」




「そんなこと気にしなくていいよ」




「あたしね、先輩の前では泣かなかった。淳哉の前でしか泣いちゃいけないって思ったんだ。だから、いっぱい泣いちゃった。ごめんね」
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