サマーソーダ
「俺の前で泣けたのなら良かった。1人で泣かれるほうが辛いから。ごめんな、俺。知ってたんだ。先輩に彼女がいること。でもこの恋は悠里が決着をつけなくちゃ前に進めないって思って何も言わなかった。悠里が泣くの分かってて止めなかったんだ」




「淳哉、ありがとう。あたし、後悔してない。先輩を好きだった気持ちも告白したことも。淳哉がいてくれたから前に進めたよ。本当にありがとう」




「俺も前に進む。スタートラインに立てた。これからは自分の気持ちに素直になる。もう迷わない」
< 53 / 56 >

この作品をシェア

pagetop