君は私の太陽だ
学校の校門で俺達の足が止まった。


「俺に用なの?」


「はっ、はい。」


渓に助けを求める視線を送るけど。


鈍感だよ。


全然気付きもしない。


こういうの苦手なんだよな!


「少し時間あったら、この子の話、聞いて欲しいんです!」


「武司!俺、此処で待ってるから、聞いてあげなよ!」


俺は、近くの自転車置場の裏に連れて来られた。


三人から、一人になった、一年生に、髪の長い美人系という印象が強いかな?


その子と二人きりになった。


「ずっと見てました。先輩の事…。」


ヤバい、こういう時って。


何て声かけていーのか?分からない。


「…?」


ただ俺の目を真っ直ぐと見る。

「根岸と言います。先輩!友達からでもよいです!付き合ってくれませんか?」


顔が赤くなるのが分かった。


友達から?


突然の告白って、苦手なんだよなぁ。


「返事は、すぐじゃなくても?構いません。また、返事聞きに行きますから!」


根岸という女の子の、突然の告白に。


やっぱり動揺隠せない!

立ち往生していると。


「考えておいて下さい!忙しい中すみません!」


そう言うと頭を下げて、俺の前から消えていった。


まじかよ?


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