君は私の太陽だ
渓は、明るくていつも?周りを気遣う奴。

俺にないもの、沢山もっている。

「ドジだよな!」

「無理するなよっ!」

帰り道、渓が今日はバイトに行きたくないと言った。

そして、カラオケ屋の部屋に、男、二人。

渓が、俺の前で初めて泣いた。

他の奴だったら、情けねー!とか言うかもしれない。

でも、渓の恋が俺も驚く程、真剣だったから・・・。

無理して、笑顔作って欲しくなかった。

散々、泣いた渓は、思う存分歌いまくった!!

そう。声が嗄れるまで!

「武司も頑張れよ!」

「そうだな?」

次は俺の番かもしれないなっ!

そして、根岸さんがパン屋さんのアルバイトに入った事を話した。

「マジだったのー!!」

「はっ?知ってたの??」

「いや!こないだバイト行く前に、覗いたら?似てる子いるな〜と、思ってさ」

渓の目が、泳いでる。

なんなんだ??

「気にすんな!武司の心は揺らがないだろ?」

「まーな!でも?俺さー今日まで、ずっと美佐ちゃんとかずが寄り戻したんじゃないか?
と、思っていたんだよ!」

「まさか?智美ちゃんが、かずを好きなんだというのも驚いたよ!」

渓も俺と同様、そう感じていた。

智美ちゃんの恋を、応援するしかないできない。

そして、今日の事は決して忘れられないかも・・・!

渓と俺は、笑いながら言った。
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