君は私の太陽だ
旅行の日にちが迫ってきた。

いつもの通り、バイトに向かう俺の前に現れたのが?

根岸さんだ。

「今日、バイトですか?」

「うん!根岸さんは??」

「休みです!」

根岸さんは、大きな紙袋を持って、バーゲン帰りですと、ほほ笑んだ。

「こないだのパン買いに来た女の人が、先輩の好きな人ですか??」

「へっ?!」

何だよ!突然、そんな質問ありですか?

動揺している姿を見て、根岸さんが笑う。

「当たりですね!!」

「あのね〜。当たりとかそういう・・」

「その女の人も、先輩の事好きなんですね?!」

「はっ??なんで?」

「女の勘です!でも、一日置き位のペースで、パン買いに来ますし?!」

「まっじで?」

「それも?いつもメロンパンで、私も顔覚えちゃいますよ。私と同じ学校ですよね!」

根岸さんは、最後に、

「バイト頑張ってください!じゃあ!」

俺の前から消えた。

あのー!今のは何?

美佐ちゃんが、メロンパン?ほぼ毎日買いに来ていた??

俺・・・。

何??見てたんだ?

バイト中、その事を先輩に話していた。

「根岸さんの勘、当たりじゃね?」

俺の顔は真っ赤になっていた!!

「うちの名物は、メロンパンだけど!彼女にとってはお前が好物なんだよ!!」


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