君は私の太陽だ
あのーこれ以上言われると、心臓爆発します・・・。

「だから!早く告白しろ!って言っただろ!」

「分かりました!!俺、今度の旅行で彼女に告白します!!」

俺の決意宣言が、大きい声で?厨房に響いてしまった。

やべーー!!

舌を出しながら、先輩に頭を下げた。

根岸さんが、バイトに入ってきて、少し勘弁して!

と思ったけど、案外いい子なんだな?

バイトの帰り、先輩に呼ばれた。

「これ!割引券10枚。」

「はっ??」

「彼女に渡してくれ!」

「俺から?」

「当たり前だ!他に誰が渡すんだ?アホか?」

俺は先輩から、うちの店の割引券を貰った。

「俺もあのメロンパンを作るのに、凄い修行だったんだ!!他の店に負けない物を作りたい!今は、店内一番の売上げになってるけど。やはり嬉しいもんだよ!」

先輩は、本当に美味しくて買いに来てくれているお客さんがいるから、この仕事。

嫌!この店から、離れられないと言った。

そして?

この告白がダメでも?

パンは買いに来てね!作戦??

だと言った。

思わず、二人で笑った。

先輩の優しさが、嬉しくてたまらない。

そして?

先輩みたいな、大人になりたい!

そう感じた。

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