君は私の太陽だ
クセなのか、いつもの様に…。

武司君の一歩後ろを、歩く私。

今日は沢山の武司君を、発見した。


歌うより聞いてる方が、好きな武司君。


でも、歌が上手い事。


パン屋でバイトをしている事。

そして!

携帯番号を交換した事。


それだけで、満足してたりする。


でも私の恋は…。


私の気持ちは。


それだけでは足りない。


知りたいって思ったら、会いたいになる。


もっと、もっと、知りたくて、会いたくて…。


近づきたくなる。


話しがしたいと、思う。


武司君の背中を見ながら、切なくなるんだよ。


武司君が急に振り向いて。


「今日は久々にカラオケなんて、行ったよ!」


「私も…。」


そうだ、さっき歌っていた曲名教えて貰わなきゃ!


「武司君?」


「武司君が歌った曲名教えて?」


武司君は、キョトンとした顔をして、


「あ、うん!」


「いい曲だなぁって思ったら、CD欲しくなっちゃた!」


武司は笑いながら、


「俺の、CD貸そうか?その方が、早いよ?」


本当!嬉しいんだけど。


「ありがとう!」


「じゃあ明日、学校に持ってくるよ!」


「嬉しい!」


約束しちゃった!


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