君は私の太陽だ
愛子も智美ちゃんも。


そして、


私もそれぞれに。


色んな思いをしまい込んで、恋をしているんだ。


これが『青春』なんだろうか!

「もう一つ、頼みたいんだけど?」


愛子に一緒に着いて来て欲しいんだよね!


「今日のお礼に、武司君がバイトしているパン屋さんで、おごらせてよ!」


「パン?」


「うん。今朝、武司君がね?美味しくて有名だからって!」


「そんな事言って!結局、武司に会いたいんでしょ?」


図星なんだけど。


行ってみたい。


「それも?あるし…。ほらっ!誠先輩に差し入れ出来るじゃん!いい考えでしょ?」


「相変わらずだよねぇ!
美佐らしい、分かった!沢山、買っていこー!」


よかった!

明日は、学校休みだし。

今朝の事お礼したいし。

もちろん!愛子にも。



「カラオケ屋の?近くってこの辺りだよね!」


私たちは昨日訪れた、商店街を歩きながらパン屋さんを探していた。


「お店の名前は?」


愛子が聞くんだけど…。


「ごめん!聞かなかった!」


「武司は!今日はバイト入ってるって?」


あー!肝心な事も聞いてなかった。


「それも?聞けなかった!」


「もう!美佐ったら!」


商店街は、両サイドに色んな店が、賑わっていて。

あちこちに路地もあって、カラオケ屋の近くにいるのに、見つからないんだけど。



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