君は私の太陽だ
送信をしてしまったら?

次に、返事を待ってしまうんだ。


まだバイト中であるだろうって分かってるのに。


気がつけば、携帯電話と睨めっこしてたりして。


夕飯も、携帯は自分の部屋に置いてきた。


気になってしまうから。


目の前には、お父さんがビールを飲みながら、おつまみを食べている。


「ねぇ…お父さんは、お母さんの何処に惚れたの?」


娘の、いきなりの質問でさすがに動揺してる。


「なんだね…急に!」


「そうよ、美佐ったら!」


笑ってごまかすお母さん。


「美佐は好きないるのか?」


反対に質問してくるお父さん。

「いる!」


「そうか、恋してるのか!」


「美佐?もうやめなさい!」


お母さんがお父さんの顔が明らかに困惑しているのを見て、言った。


「わかったよ…。」


お母さんに言われると、弱いんだよね。


怒ったら怖いんだよ、看護婦だなんて見えないくらい!


あと…。

やっぱり携帯が、気になっちゃって。


「ごちそうさま!!パン食べてね☆」


そう言うと、ダッシュで部屋に戻った。


両親の恋バナを、聞いてもいいじゃない?


私が生まれてここにいる限り。

熱い恋をしてたって事だし。


愛情は今でも、変わらないでしょ?


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