君は私の太陽だ

宝物

お父さんに応援されて、嬉しくない訳ではないけれど、両親の恋バナってやつを聞いてしまい、お母さんが羨ましかったりして。



私はそんな事を考えながら自転車に乗っていた。


一年生の時よりも遥かに、私の心境も違ったりする。


武司君に会える!


そう思っただけで。

ペダルの速度も上がる。


あれから愛子の言った通り…。

私の恋はじれったい程、マイペース。


梅雨に入り、紫陽花の色取りが綺麗な季節になった。


でも今日は愛子と智美ちゃん。

そして…。


武司君と渓君が!


私の家に遊びに来るんだよね。


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