君は私の太陽だ
トイレの中で愛子と武司君の話を聞いてしまった、智美ちゃんは怒りで爆発だったみたいで!

噂は怖い!


放課後。


私とかず君が抱き合っていて
よりが戻ったんだ。


信じてしまった、智美ちゃん。

仕方ない感情かもしれない。


誰が見たって、勘違いすると思う。


しかし。


愛子の言葉が智美ちゃんには、引っ掛かっていたようで…。


かず君の入院騒動の朝、私が泣きながら、否定した。


誤解が溶けて安心した智美ちゃんは、自分が情けないと言った。


そんなに自分を責めないで欲しいのに。


「そうなの。実は私も片思いしている人がいるの!
その人を好きになったから、かず君と別れたとかじゃないから。」


そして智美ちゃんに、武司君の事を好きだって伝えた。


少し驚きながらも智美ちゃんは、私の恋を応援してくれると、言ってくれた。


お互いの共通点は、同じクラスだっていう事。


それからは、智美ちゃんがなにかと後押ししてくれたりして。

自転車通学になってから、なかなか声をかける事が出来なくて…。


じれったい程。


そんな私を智美ちゃんも


「美佐ちゃん!ライバル出来てもいいの?」


なんて言うんだよね。


武司君も渓君も変わらずバイト人間で。


あのメロンパンを買いに行く度に、ドキドキする。


ちなみに武司君は、パンを作る人の、補助をしているから、厨房仕事でフロアでは、会えなかった。


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