君は私の太陽だ
武司君と歩く時は、一歩後ろを歩いてた。


それは…。


後輩達の熱い視線の先には、武司君が居て…。


私はその視線が怖かった。


『ライバル出現』


当たり前だよね!


武司君は、カッコイイし!

憧れる女の子の気持ちは分かる。

でも、確かめるって?


どうすればいい?


私は彼女じゃないんだ…。


『友達』なんだ!


決めるのは…武司君。


私は、武司君の好きな曲を聞きながら。


こんなに淋しいなんて嫌で仕方なかった。


一人で家に居たくないんだけど…。


私は、携帯を取った。


渓君に?


相談してみよう!


聞いてもらおう!


ごめんね!


渓君も?


大事な時かもしれないのにね。

「もしもし!」


「渓君?今、みんなと別れたって智美ちゃんから連絡きて!」

「美佐ちゃん?あー!今日はどうも!」


「今、暇かな?それとも、これからバイト?」


突然の誘いで、大丈夫かな?


「バイトないから、暇だけど?どうかした?」


「相談があって…。」


「旅行の?」


「それもあるけど。」


ぎこちない返事を察したのか、渓君はすんなりと、OKしてくれた。


駅前のファミレスで待ち合わせをした。


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