君は私の太陽だ
「美佐も、渓や智美ちゃんと一緒で、そろそろ気持ちを言わなきゃだね?」


愛子は、残りのカレーを全部食べた。


「羨ましい!愛子見てると…。」


「美佐達から見れば、そう思われても仕方ないけど!
付き合ったら色々あるんだよ!」



愛子は、誠先輩とバイト先で知り合った。


最初は誠先輩を良くは思ってなくて。


でも?


気がついたら、愛子の中で、誠先輩の存在が大きくなっていった。


そして今に至るわけで!


「わかってる。」


付き合ったら、また色々あるのかも。


かず君と付き合って、分かるように…。


私たちは、学食を出てトイレに向かった。


トイレの前は階段になっている。


階段前に、三人組の女の子が立っていた。


一年生だ!


上履きの色を見て、わかった!

「愛子見て!」


私は後輩達を見ながら、愛子に言った。


三人組の一人は、不安げに私のクラスの方を見ている。


後の二人は、誰か?探している感じ。


そのうちの一人が、私を睨んだ!


……何なの?


「ライバル出現でしょ!」


愛子が言った。


もしかして?


武司君に告白した、後輩達かも!


私と愛子は、後輩の目線を感じながらトイレに入った。


.
< 77 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop