君と金魚、夜
「ちょっと…言い方キツすぎない?」
「西森さんは黙っててよね」
「なんで、あたしのせいじゃん」
「黙れって言ったの!」
桐原さんは睨みを利かす。
「茅ホント変だよ?水希ちゃんは悪い子じゃないし、茅だって仲良くなれるよきっと…」
「何言ってんの?おかしいのは華だよ」
「えっ…」
「華はあたしの親友だよね?ねえそうでしょ?」
桐原さんが華ちゃんの前に立って上から圧力をかける。
クラスの中がどよめく。
二人は親友、喧嘩しない、とずっと思っていたから周りも困惑する。