君と金魚、夜
「華、桐原さんと連絡した?」
『電話かけたりしたんだけど出てくれなくて…でも!絶対言う!あたし茅も失いたくない友達だから』
「華と桐原さんならもう一回仲良くなれるよ、あんなに仲良かったんだから」
『ありがとう』
二人が仲を悪くする原因は私が作ってしまったのに、華はありがとうなんて言ってくれる。
「ごめんね…」
『ん?なんか言った?電波悪くて聞こえなかった』
「ううん!なんでもない」
今謝ったら華だって気を悪くすると思った。
桐原さんの事がもし解決したらみんなに言いたい。