君と金魚、夜





「みんなやってる?おっ今日は乗り気だねぇ」



海先輩が会議室に入ってきた。


声を聞く前から海先輩じゃないかって予感はしてたからあたしはみないようにした。



「そんな頑張ってる君たちに差し入れ買ってきました!」


「やった!アイスじゃん!」



華が言う。


そこで初めて顔を上げると、両手に大量のアイスが入ったビニール袋を持ってる海先輩がいた。



「おーい副実行委員も配るの手伝ってくれ」


「えっ」


「ほら君たち早いもの勝ちだ、選びたまえ」



やけにテンションの高い海先輩がいて驚いた。





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