君と金魚、夜





「なら、待ってて」


「嫌じゃ無いって言ったけどお礼は!」


「俺このビルで働いてるんだ、そこの信号右曲がったら公園あるからそこの噴水の前で待ってて」


「いや、あの…」




そう言うと男の人はビルに入っていく。


学校の三階から見るビルとは違って、別の偉大さを感じる。


ここで働いてるってことは、俗に言うエリートってやつなんだろう。





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