この未来を壊して下さい。【完】
第2.7章
出会うはずがなかった彼ら。
傍観者side
こないだと同じ、真夜中。
空では月が雲に覆われていて闇が広がっている。
そんな中、中から光が漏れている喫茶店。
もちろん、喫茶店がこんな時間に営業しているはずがなく、外には準備中の文字。
中ではここの店長と黒の女?がひとり。カウンターで水を飲みながら話をしている。
(カランカラン)
と、突然開いたドア。
開くはずのないドアから入ってきたのは、翼龍幹部の皆様。
「ただいま。閉店時間を過ぎております。また後日、ご利用をお待ちしております。」
そんな店長の言葉を遮って黒の女に近づく彼ら。