この未来を壊して下さい。【完】
「お前が、黒龍か?」
「どんな用事ですか?」
どうやら、黒の女は黒龍だったらしい。
喫茶店の中でもフードをかぶっているからあやしすぎる。
「目的を教えてもらいたい。」
「どちらさん?」
「翼龍だ」
そう言った瞬間黒龍は鼻で笑う。
「翼龍には手を出していないだろ。教える必要はない。」
「それだと、困るんですよ。まだ、手は出されていませんが、これから、出される可能性もある。」
「安心しろ、翼龍には手は出さない。」