この未来を壊して下さい。【完】
さっき即答された恨みから、今度は私が即答してあげた。
「なんで?」
どうやら彼は気にしなかったらしい。
「なんでって、個人的な理由。」
だって、ここに座ると完全に人に囲まれるし、それに、女子からすごい視線を送られる。
現に今も鋭い視線が送られている。
いじめの標的になっている今、これ以上原因を増やしたくない。
精神的ないじめはいい、(あまり私には効かないから...)
でも、身体的なものはキツイ。
それを避けるためにもこれ以上彼らとはかかわりたくない。