この未来を壊して下さい。【完】
第3.5章
彼女は誰か、なんて関係なくない。
傍観者side
「おぉ。今日は遅かったな。黒龍。」
「あっちで用事があったんだよ。」
「へぇ、めずらしいな。人と関わりたがらないお前が用事。」
「単なる潰しだ。」
「そうか。そうだ。お前にお客さんだ。」
そう言って一つの席を見る。
そこには店長お勧めのコーヒーをホットケーキを食べている黒の女。
だんだんと近づいて行く彼女にようやく気がついた女は食べるのをやめた。
「来るなら昼に言っとけよ。そしたらもっと急いだのに。」
「だって、邪魔して失敗したら楽しくないじゃない?」