この未来を壊して下さい。【完】
何かの歯車を動かした彼ら。
転校生の一人 side
「うまくいったじゃん」
と彼女が帰った後理事長室に集まった俺ら。
さすが、今は理事長で、俺らの先代だった人が目をつけただけある女。
「でも、あの席を断るとはねぇ」
俺らは周りの反応からわかるように、カッコイイ類に入るらしい。
嘘をついてまで彼女を囲んだ俺ら。
そんな席なら喜んで座るだろうと思えば、なかなか座らない。
座らないどころか、拒絶。
初めてだった。最終的には無理やり座らせたけど。