この未来を壊して下さい。【完】
「ちょっと、姫羅。何言ってるのよ」
横から小さな声で反論するのはもちろん美穗。
「いいじゃない、ついでに正体ばらしちゃえば。
言っとくけど、種をまいたのは美穗だからね。
昨日、知り合いだなんて言わなかったら、こんなことにはならなかったんだから。」
「あのね、こんなことって、まだ起きてないでしょ。
想像で物事を進めてはいけません。」
「でも、私の想像とか勘って、当たるよ。」
「知ってるけど...」
まぁ、だめって言っても無理やり連れていくけど。
「ということで、いいよね?」