この未来を壊して下さい。【完】
なんだよ、一人で納得しようとしてたのに。
「で、姫羅ちゃん。その子は誰?」
祐斗の視線をたどる。そこにいたのは美穗で。
「あぁ、この子は美穗。昨日一緒にお弁当食べた子。」
完全に紹介するの忘れてた。
「あ、初めまして、有野美穗です。」
「あ、そう。君が姫羅の友達。」
「似合わねー。」
「ちょっと、弘輝。なんてこと言うのよ。」
「いや、だって、どう考えたって、性格が似てないだろ。」
「確かに。」