この未来を壊して下さい。【完】
「えぇ、知ってるけど。
それがなにか?」
あくまでも強気な美穂に
「いや、黒龍って、どんな人なんだろうな~と思って。」
と、若干弱気になる弘輝。
黒龍ならここにいますけど。
そう私です。わ た し !!
なんて今は言えないので私は聞いてるだけ。
「そうね、黒龍は、」
そう言いながら美穂は何か思い出すように上を向く。
いや、美穂さん。頼みますから、ばらさないで下さいよ?
今まで私が頑張って隠してきた意味がなくなるじゃん!!