この未来を壊して下さい。【完】






「それで、今日私を呼んだのって、どういう用事?」





わかっているけど、聞く。





そうしないと、きっと話してくれないから。





でも、





「いや、この用事だけだ。」





そう言い切った彼。





あぁ、まだ信頼されてないんだ。





隣では美穂が彼らを睨んでいる。





まぁ、昨日あれだけ言えって言ったのに言わなかったらイライラするよね。





「そっか、じゃあ授業に戻ってもいい?」





この空気に絶えれなくなってそう言ったのは私。





みんなは忘れているかもしれないが、一応授業中。





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