この未来を壊して下さい。【完】






徐々にできていく料理の匂いにつられて寝てた人たちが起きた。





「姫羅ちゃん何作ってんのー?」





どうやら、陽輝もベランダから帰ってきたらしい。





「今日はビーフシチュー」





理由は簡単だから。





カレーも簡単だけど、個人的にビーフシチューのほうが好き。





「腹減った」





そう言いながらキッチンに来たのは龍河。





さっきまで寝てたから寝癖が可愛い。





ドキッっときたのは気にしなかったことにしよう。





「はいはい、もうちょっとでできるから、スプーンとか飲み物とか用意しといて」





そう言って私は仕上げにかかる。





< 230 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop