この未来を壊して下さい。【完】
えぇ、どうして、今日は上靴があるのかしら?
いつもない上靴があることに疑問を感じながらも手に取ってみる。
そっと中をのぞいてみると、想像していた通り中に押しピンが。
そんなにたくさんではないけど、することが古い。
わざわざ押しピンを取りだすのが面倒なので、持ってきた予備用を履く。
これをしている人は、私がいつも予備用を履いているのを知っているのだろうか。
そんなことを思いながら教室に行く。
どうやら授業中で、中では数学の授業をしている。
(ガラガラ...)
授業中にもかかわらず入ってきた私に視線が集まる。