この未来を壊して下さい。【完】
何にもない日々。
姫羅 side
夏休みが始まってもう3週間。
なんて早いのでしょう。
倉庫に行ったり、私の家にみんなが来たりで、結局毎日一緒にいる。
というか、ほとんど私の家に泊まってる。
そして、今日は待ちに待った花火大会。
「姫羅ちゃんまだ?」
「あ、今行く!!」
花火大会ということで、龍河がゆかたを買ってくれた。
黒の生地にピンクの桜。
桜って...夏でも売ってるんだ〜なんて思ったけど気にしないでおこう。
「姫羅ちゃん料理並べたよー」
「あーありがとう
後何分?」
せっかく浴衣を着たのに屋台には行かないらしい。