この未来を壊して下さい。【完】
「おはようございます。」
面倒だけど笑顔で挨拶。
そのまま席へ向かう。
昨日の彼らはすでに登校していて席に座っている。
ピタッっと効果音が聞こえそうなくらい急に立ち止った私。
ふと後ろを振り返るが、さっきまで確かにいたはずの人は、すでにいない。
教室の外から感じたさっきの視線。
教室にいる今も女子から送られる鋭い視線のせいで勘違いしたのか。
そんなことを思いながら席に着くが、落ち着かない。
落ち着かないのはどうにもできないので、寝ることにした。