この未来を壊して下さい。【完】






「はぁ?あなたには関係ないでしょ。





これは私の家の問題よ。





それに、弘輝は跡取りにふさわしい人間よ。





弘輝がならないなんて考えられないわ。





わかったら出て行ってちょうだい。」





「たとえ弘輝がなりたくないと思っていても?」





「ええ。だって私が産んだ子供よ。





親の言うことを聞くのは当たり前でしょう」





自分が絶対正しいと言っているような態度。





いや、本当に思っているんだろうけど。





「弘輝の人生は弘輝自身が決めることでしょ」





たとえアンタが産んだ子供でも人生を決めていいことにはならない。





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