この未来を壊して下さい。【完】
それに、普通の選択じゃない。
生きるか、死ぬかの選択と同じようなもの。
跡取りになるなんて、いつ死んでもおかしくない。
「フフフ...」
急に笑い出した母親。気持ち悪い。
「アンタムカつく。わかってないわね。峰崎を怒らせたらどうなるか。」
そう言って母親が取りだしたのはナイフ。
いやいや、怒ってたの?
私、正論を言っただけなんだけど。
さすがにナイフを出されたら危険かもしれない。
そう思い弘輝に視線を移す。
思いっきり震えてるし...