この未来を壊して下さい。【完】
「快晴か。今日は星が見えるかも」
そう呟いた声は隣にいる弘輝にさえも聞こえないくらい小さい。
別に独り言だから聞こえなくていいんだけど。
「なぁ、一つだけ質問していいか」
急にとまって聞いてくる弘輝。
「いいよ」
「あの拳銃って...」
「あ、これ?」
そう言ってさっき使っていた拳銃を取り出す。
そして弘輝に銃口を向ける。
「え...」
淡々と安全装置をはずして、
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