この未来を壊して下さい。【完】






「快晴か。今日は星が見えるかも」





そう呟いた声は隣にいる弘輝にさえも聞こえないくらい小さい。





別に独り言だから聞こえなくていいんだけど。





「なぁ、一つだけ質問していいか」





急にとまって聞いてくる弘輝。





「いいよ」





「あの拳銃って...」





「あ、これ?」





そう言ってさっき使っていた拳銃を取り出す。





そして弘輝に銃口を向ける。





「え...」





淡々と安全装置をはずして、





< 300 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop