この未来を壊して下さい。【完】
「バン」
そう言いながら撃つ。その瞬間弘輝の髪がゆれる。
「え、どういうこと...」
混乱しているのか弘輝は必死に何かを考えている。
その顔が面白くて思わず笑ってしまった。
「もしかして弘輝、これ本物だと思った?」
「だって、偽物じゃないって」
「うん。本当に空気の出る特殊な拳銃。
ちゃんと空気出たでしょ?」
ニコっと笑ってみる
「それに、ただの一般人が銃なんて持てるはずが無いでしょ。」
そう言えば、「そうか」と納得する弘輝。