この未来を壊して下さい。【完】
「こっちが300。葵が100だったかな?」
そう言って豹はコーヒーを飲む。
「それは0時までに終わりそう?」
「どうだろう。ぎりぎり終わるかもしれないし、終わらないかもしれない。」
だったら、もしかしたら発表のとき、私は彼らといるかもしれないっていうこと?
「時間が時間なだけに、あんたが倉庫に来るか来ないかはアンタ自身に任せるって龍河は言ってたけど。」
「いや、私は行く。ちゃんと見る。
最後の最後の思い出作り。
翼龍の勝つところ見たことないし。」
「そう。ならいいけど。絶対無理しないで。」
「わかった」