この未来を壊して下さい。【完】
ニコッと笑い、拳を一発。
顔面に向かって殴りかかる。
それを、ヒョイッとよけた理事長。
「さすがだね~
1cm残して止めるって。」
理事長の言った通り、私の拳は理事長の顔に当たることはなく、1cmだけ残して止まっている。
もともと、本当に殴るつもりはなかった。
私が今、知りたいことはただ一つ。
「あなたも、入っていたのですね。」
「ご名答。」
どうやら、理事長も翼龍だったらしい。