この未来を壊して下さい。【完】
「そう、よくここがわかったね。」
「当たり前。俺がどんなにお前に執着していたか知ってる?」
知るわけないでしょ
「それなのに姫羅は逃げるし。しかもよりによってコイツらのところだなんて。
許さないよ」
そう言う葵は笑っているが、目は笑っていない。
「だからね、仕返しをしようと思って」
そう言って葵は愁に合図をする。
そして愁は持っていた銃をコッチに向ける。
「姫羅、俺ね、コイツらが嫌いなんだ。
俺から地位も姫羅も奪っていったコイツらが嫌い。」
「葵、何言ってんの?」