この未来を壊して下さい。【完】
「あ、姫羅は知らないか。
婚約の話し。
コイツらが俺の族潰したから破棄になったんだよ」
そう言って葵は龍河を睨む。
いやいや、そもそも婚約の話があったことすら私知らないし。
「だから、今度こそ翼龍を潰して認めてもらおうと思ったら、勝手に姫になってるし。」
まぁ、なったけど...。って今までなったこと忘れてたし。
「だから、仕返しをしようと思って。コイツらと姫羅に」
なんて身勝手な...
「ちょうどいい時期に見つけられてよかったよ。
これで、姫羅への仕返しもできるし。」
そう言って葵は時計を見る。