この未来を壊して下さい。【完】






「一応、翼龍の総長を少し前までしていてね、それなりに強かったんだけど。」





そこまで言って、理事長はまっすぐ私を見る。





「君には勝てる気がしないよ。





さすが、西條さん。」





西條さんのところだけ強調して言った理事長。





どうやら、彼は私の事を知っているらしい。





「お褒めの言葉、ありがとうございます。」





きちんとお礼を言った後、突き出したままの拳を戻す。




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